2020/09/29
どうも、アラサーサラリーマンです。
あなたの身の回りで鬱(うつ)病になってしまった方はおられますか?
家族であったり、恋人(彼氏、彼女)であったり、友人、会社の同僚など。
一番つらいのは、もちろん本人ですが、周りもとてもつらいですよね。
私は幸い、家族はうつ病にかかった人はいませんが、過去に恋人、友人、会社の同僚でうつ病になった人がいます。
うつ病は珍しいものではなく、日本でも100万人以上の患者がいると言われています。
また、40、50代に多いみたいです。大変な年代なので当然ですよね。
私は、10代、20代の方が多いと思っていました。
でも、今のこのストレス社会だと、そりゃあうつ病になる人が増えてもおかしくないと思います。
私も、新入社員の頃は仕事になかなか慣れずに、自分のキャパに対して仕事量が越えてしまい、本当にうつ病寸前でした。ですので、なってしまう方の気持ちも分かります。
まぁ、実は私もなっていたのかもしれませんが。
今回の記事の内容は、私は医者ではないので、うつ病の治し方はとてもじゃないですが、教えられません。
ただ、うつ病を患った方が身近にいました(いる)ので、うつ病の方にどのように接していけば良いのか自分なりに考えたので、それについて紹介出来ればと思います。
私も最初の内は、うつ病の患者に対して絶対にやってはいけない対応をしてしまったりと失敗をしております。
また、何が正解か未だに分からないというのもありますので、参考程度に見て頂ければと思います。
私が一番伝えたいのは、うつ病になった人だけでなく、うつ病を支えている周りの方々に潰れてほしくないというのもあるので、その点を中心に紹介していけたらと思います。
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うつ病とは
まず、簡単ですがうつ病とは、「憂鬱な状態」や「何もする気が起きない(意欲の低下)」や「凄く気分が落ち込んでいる状態」等の兆候が見られることで、抑うつ気分とも言われます。
この抑うつ状態が続き、重症であるとうつ病と呼んでおります。
うつ病の症状の種類について
「単極性うつ病」と「双極性うつ病」と呼ばれるものがあり、前者は「うつ状態のみ」が起こるのもので、後者は、「うつ状態と躁状態の両方」が起こるものになります。
躁状態とは、鬱(うつ)の反対で、気持ちが高揚した状態、気分が大きくなった状態です。
私の身近な方は、この躁状態と呼ばれるもので、無茶苦茶落ち込む時間帯もあれば、異常にテンションが高い時もあり、最初の内は、躁状態の意味を理解していなかったので、「あっ、今日は元気だな。」くらいに思っていました。
うつ病の原因について
うつ病の原因ですが、とても難しいです。うつ病を引き起こす原因はひとつではないとも言われているみたいです。1つの大きな出来事がきっかけではありますが、それにプラスしていくつか要因が合わさり、その方のキャパを超えて発症するような場合もあります。
この原因が分かっていれば、世の中のうつ病の患者も減っているでしょうが、みなさん生きてきた環境も生活スタイルも異なりますので、要因なんて本当に無限にあります。
どのような環境要因がうつ病の引き金になるのか?
大きく分けて、仕事とプライベートかなと思います。
一番大きいのは、やはり「環境の変化」だと思います。
環境が変わる際に、うまく対応しきれないと大きな悩みとなります。これが一つのきっかけになっていると思います。
もちろん1つの理由だけでなく、いくつかの要因がほかにもあり、重なったうえでなっているものと考えます。
仕事
・新入社員(新社会人)として会社に入る
・中途採用(転職)で新たな会社に入る
・職場での人間関係・仕事の悩み(仕事の昇格・降格、部署の異動、役割の変化)
プライベート
・大事な人(家族、恋人、友人)の死別や離別
・大事なものを失う(リストラ、お金、病気)
・家庭内トラブル(夫婦仲、家族仲、結婚、離婚、妊娠)
こうやって例を挙げただけでも、恐ろしいくらいスラスラと出てきます。
これだけ多くの要因があるということですね。
私の身近な人のうつ病の事例と原因
昔、お付き合いしていた方がうつ病になってしまったことがあります。
元々、ネガティブな性格ではありましたが、最終的な引き金は仕事です。新社会人として就職して、新しい環境にうまく馴染めなかったことが原因だったと思います。(いわゆるブラック企業)
ただし、それだけが原因でうつ病になったものではないと考えます。
家族との関係であったり、ほかにも環境要因がありましたので、元々色々辛いことがある中で、プラスして、就職という新しい環境要因が加わったことでなってしまったのかなと思います。
また、非常にまじめな性格で、あまり人の悪口を言うタイプでは無かったこともなりやすい要因だったのかなとも感じています。
うつ病になった人たちの共通点(うつ病になりやすい性格)
あくまで、私の身近な方々の共通点で100人の統計を取ったわけではありません。しかし、今まで5人くらい身近な人でうつ病になってしまった人はいますので、客観的に見て、共通している3点をあげていきます。
まじめ(真面目)
これは、全員に言えることでした。
みんな、「ド」がつくほどの真面目でした。
私から見ても、他人が見ても、こいつは真面目だ。
そう思われている人がほとんどでした。
でも、不思議なことに本人たちは自分のことをそこまで真面目とは思っていないみたいです。
その点は、周りと本人の自己評価のギャップを感じました。
責任感が強い、完璧主義者
まじめと共通することですが、とても責任感が強い印象です。
仕事も自分で全て抱えがちで、人に任せるより自分でやってしまおうというタイプが多いように感じます。
そこまで、全部一人でやらなくても、無理なものは無理と言って人に回せばいいのにと思ってしまうレベルです。でも、それだけ責任感が強いんだと思います。
あまり人に対して、悪口を言わない(溜め込むタイプ)
人に対して悪口を言うことは良いこととは思いません。ただ、人間なので悪口は絶対に言うと思います。ただし、私の身近な方々は、言うには言いますが、あまり人の悪口を言うタイプではありませんでしたし、反対にいつも自分ではなく、誰かを気に掛けることが多いようなタイプでした。
大きく分けてこの3点が身近な人々5名に対して共通していることかなと個人的には感じました。
もちろん、この性格だからなるというわけではなく、こういう方々がある環境要因によってなりやすいのではないかと言うことです。
なってからでは遅いと思うので、大事な人に対して、真面目過ぎる人に対しては、定期的に「抜くところは抜きなよ」と伝えたり、溜め込むタイプの人にも「一人じゃないんだから何かあったら手伝うよ。」等を伝えてあげてください。
これが解決する特効薬ではないですが、言わないよりはましだと思います。
大事な方々でこういった性格の人たちには、なるべく定期的にサポートしてあげるようにしてあげてください。
うつ病の人たちへの接し方、してはいけないこと
私は、就職するまでの学生の間は、周囲にうつ病の方がいませんでした。初めて、身近な人でうつ病になったのが当時お付き合いしていた方です。
そのため、うつ病の人に対して言ってはいけない言動や行動を取ってしまい、後悔しています。
病院に付き添いで行った際に、お医者さんにどのように接したら良いですか?と聞いたことがあり、私は真逆の対応をしており、非常にショックでした。
ですので、このブログを通じて身近な人に対しての適切な対応を紹介していくので、私のように後悔しないよう共に生活していってください。
決して、頑張れと言わない
病院に行くまでは、うつ病なのかな?くらいで、確証が持てず、疑心暗鬼な感じであったので、それまではLINEや電話で「頑張ろう!」、「頑張れ!」というワードをガンガン言っていました。。
でも、その言葉、本人を相当追い込んでいたことになってたかもしれません。
本人からしたら、「私は、頑張っているんだよ。」「頑張りたくても、頑張れないんだ」という気持ちなのではないかと思います。
ですので、「大丈夫だよ」、「治る病気だから、一緒にやっていこう」等、温かい言葉を意識的に掛けるようにしてください。
気分転換のための外出を無理にしないこと
うつ病と分かる前は、元気がないことが多かったので、元気になってもらおうと、外出しよう!と無理やり外に出て、ショッピングや映画、運動、遊園地などに連れ出していました。
良かれと思ってやっていましたが、これも苦痛に捉えられていたかもしれません。
こちらからどこかへ行こうとたくさん提案するよりは、相手からここに行きたいと言うのを待つか、言わせるような話の持っていき方をするなど、相手が望んで、初めて行動に移せばよいと思います。
まずは、相手のペースに合わせることが大事です。
話を聞いてあげる
話を聞く際も、決して「違うよ」、「そうじゃない」等の相手を否定する言動を避け、話を聞いてあげてください。
まずは、理解してあげるところからだと思います。
また、こちらから無理やり話を聞き出そうとはせずに、相手から話すのを待ってあげるようにしてください。
やはり、相手のペースに合わせることが大事です。
家事や買い出し等のサポートをする
今思うと、まず、家事が出来なくなりました。
本人はやりたくてもなかなか出来ないものです。家事や買い出し等のきついことは手伝ってあげて、少しでも負担を減らすようにしてあげましょう。
病院(通院)は一緒に付き添い、受診の際は同席するようにする
初めて病院に行く際は、一人で病院に行くのはとても勇気のいることですし、二回目以降も一人だと心細いと思います。そのため、必ず付き添いで一緒に行くようにしてください。
また、うつ病に対しての理解を深めるためにも同席し、医者からの意見も参考にするべきだと思います。そうすることで病気に対しての向き合い方や心構えも出来てくると思います。
安心できる場所の提供
やはり、職場、自宅どちらも安心できる場所でなかったらその人にはもう居場所がなくなってしまいます。要因にもよりますが、職場が原因の一つであれば、自宅ではリラックスできるような環境づくりに努めてください。
まずは自分自身も大切に
一番大変なのはもちろんうつ病の本人だと思います。しかし、気付かないうちに協力することで自分自身も疲弊していきます。
共倒れなんかになったら最悪な事態です。
私が協力して絶対に回復してもらうんだ!などの強い気持ちももちろん大事ではありますが、あまり気を張りすぎずに、長い目で見てください。
また、あまりに意識しすぎると、本人が凄い気を使われていると感じてしまいますので、あくまで自然体で接するようにしてください。
うつ病は明日明後日に治るような簡単な話ではありません。かなり、長い付き合いになると思います。
うつ病の方へ向き合いながらも、自分自身も大切にし、日々を過ごすようにしてください。
それでは!
また、自分自身も潰れないように、仕事の改善方法の記事も書いていますので、合わせて読んでみてください。 【新入社員、2年目向け】仕事が失敗続きでうまくいかないで悩みを抱えていた私の改善方法を紹介