アラサーサラリーマンのこれ知っときたい情報

大好きな「マンガ」の紹介、「国家資格(主に危険物甲種と土木施工管理技士)」の合格方法や勉強の仕方等のノウハウ、一人暮らしの社会人への「役立ち情報」をメインテーマとして、少しでも皆様のお役に立てれば幸いと思い始めました。ごゆっくり見ていってください。

2級土木施工管理技士の実地試験に必ず出る経験記述(作文)の書き方について

time 更新日:  time 公開日:2018/11/10

2級土木施工管理技士の実地試験に必ず出る経験記述(作文)の書き方について
Pocket

どうも、国家資格は最小限の労力で受かりたいと考えているアラサーサラリーマンです。

先日、2級土木施工管理技士の学科試験と実地試験を受験しまして、見事合格(自己採点では、学科試験は9割以上、実地試験も経験記述以外は1問選択ミスのみ)の予定です(笑)

一発合格を狙うのであれば、全てを満遍なく勉強していては、時間もかかり効率がかなり悪いです。

勉強方法から合格までの手順・方法もまとめていますので、こちらのページから来られた方は後でこちらも合わせて読んでみてください。
2級土木施工管理技士(学科試験、実地試験)に一発合格するためにおすすめの参考書と勉強方法を紹介

今回は、実地試験で必ず出る「経験記述」についての書き方を紹介していきたいと思います。

sponsored link

まず、実地試験はどういった形で問題が出るのか?

別の記事でどういった分野から出題されるかは説明していますので、出題範囲が分からない方はそちらをご覧ください。

簡単に言うと、「経験記述」、「土木」に関する問題、「コンクリート」に関する問題、「施工管理法」からの出題となります。

本記事では詳細は割愛いたします。

経験記述はどういったような形式で出題されるのか?予想可能?

今回の内容は、この経験記述が本題です。

経験記述は対策さえきちんと打てば、ボーナス問題ではないかと考えます。

だって、初めから100%出題されると分かりきっているのですよ?

「安全管理」、「工程管理」、「品質管理」の3つの文章を作ること(学習対策)

経験記述のパターンとしては、10年間の出題傾向を見ると、「安全管理」、「工程管理」、「品質管理」、「施工計画等」の4つに管理項目から出題されております。

以下、10年間の出題傾向になります。

年度安全管理工程管理品質管理施工計画等
30年
29年
28年
27年
26年
25年
24年
23年
22年
21年
20年

このように、ここ数年は、「安全管理」、「工程管理」、「品質管理」の3つから2つを回しながら出題する傾向が続いています。

そのため、私は30年度はこの傾向より、3年連続の可能性が低いと判断し、「工程管理」、「品質管理」の2つが出題されると予想しました。

結果は、まさかの「安全管理」、「品質管理」というパターンで予想は外してしまいましたが、3つの管理項目の記述文章をあらかじめ作成して、試験に臨めばなにも問題はないのでないかと思います。

博打を打ちたい人は、2つの管理項目の記述文章を作成しておけば、何とかなると思います。

おすすめは3つ、または最低2つの文章を作っておくことを推奨します。

?万が一、どうしても作文内容が浮かばない場合は代行サービスもあるみたいです。?



どのような形で出題されるのか?

文章的には、こんな感じで出てきます。

【問題1】

「あなたが経験した土木工事の現場において、工夫した〇〇管理、〇〇管理のうちから1つ選び、次の[設問1]、[設問2]に答えなさい。」

恐らく、「安全管理」、「工程管理」、「品質管理」のどれかでしょうから安心してください。

最近は、実務経験や経験年数のごまかしによる不正がここ何年かで発覚しており、注意書きとして、あなたが経験した工事でないことが判明した場合は失格となります。と明記されています。

また、内容についてもより自分が行った工事に対して、具体内容を求められるようになっていると感じています。

ですので、文章を3つ(または2つ)作る際は、同じ工事の内容にした方がより、準備の時間、暗記の量も減りますし、1つの工事内容を掘り下げるため、よりリアルな文章が書けるのではないでしょうか。

[設問1]に関しては、以下のように出題されています。

[設問1] あなたが経験した土木工事に関し、次の事項について回答欄に明確に記述しなさい。(1)工事名(2)工事の内容

①発注者名、②工事場所、③工期、④主な工種、⑤施工量

(3)工事現場における施工管理上のあなたの立場

1つ1つ説明していきたいと思います。

(1)工事名

工事名は、「受験の手引き」にも書かれている、2級土木施工管理技技術検定の実務経験と認められる工事から選んでください。

また、受験申請した際の「工事種別」、「工事内容」に該当するようにしてください。

申請した際の工事種別と、試験時の内容に違いがあるとおかしいですよね?

きちんと自分の提出した内容に合致している工事を選定してください。

建築工事や造園工事といった「それ土木工事以外じゃない?」と判断されてしまうことが無いようにしましょう。

工種が分かりにくい場合は「括弧」を使うことで伝わりやすいかもしれません。

例)

Before:〇〇ビル新築工事

After:〇〇ビル新築工事(杭基礎工事)

このようにカッコで情報を補足してあげることは有効かと思います。

(2)工事の内容

先ほどの工事名もですが、工事の内容も全て暗記してください。

試験でこれが書けなければ0点になってしまいます。(笑)

3つの管理項目の記述文章を同じ工事にしてください!と言った理由はそのためです。

同じ工事であれば、暗記するのは1つで済みます。

①発注者名

発注者名が実は間違えている人がいるのではないかな?と思います。

注意書きで、以下のように書かれています。

〔注意〕 「経験した土木工事」は,あなたが工事請負者の技術者の場合は,あなたの
所属会社が受注した工事内容について記述してください。従って,あなたの所
属会社が二次下請業者の場合は,発注者名は一次下請業者名となります。
なお,あなたの所属が発注機関の場合の発注者名は,所属機関名となります。

みんながみんな、発注者名を書くわけでは無いと言うことです。例えば、二次下請けの場合は、発注者名ではなく、一次下請け業者名になります。

例えば、千葉県が発注者だった場合、

Before:千葉県、 〇〇市

After:千葉県河川課 、〇〇市土木課

のように担当課まで書くのがベターかと思います。県知事名や市町村長名までは書く必要はないかと思います。

②工事場所

工事場所は市町村、番地名まで具体的に書くべきです。

③工期

工期に関しても、具体的に書いてください。

平成〇〇年〇〇月〇〇日~平成〇〇年〇〇月〇〇日

のように。

④主な工種

〇〇工事ではなく、あくまで工種を書いてください。

例)盛土工、仮設土留め工、舗装工などなど

⑤施工量

こちらも具体的に書くべきです。

コンクリート一式や掘削一式などはだめです。

例)盛土10,000㎥、機械攪拌工法10,000㎥などなど

(3)工事現場における施工管理上のあなたの立場

こちらも自分が受験申請した際の立場を記載してください。

例)現場監督、現場主任、主任技術者などなど

ここまでのことは全て暗記しておけば、問題ありません。

[設問2]はどんな風に記述していけば良いか?

[設問2]に関しては、以下のように出題されています。

〔設問2〕 上記工事で実施した「現場で工夫した〇〇管理」又は「現場で工夫した〇〇管理」のい
ずれかを選び,次の事項について解答欄に具体的に記述しなさい。
(1) 特に留意した技術的課題
(2) 技術的課題を解決するために検討した項目と検討理由及び検討内容
(3) 技術的課題に対して現場で実施した対応処置とその評価

(1) 特に留意した技術的課題

書くスペースが、7行くらいですので、1行20字程度とすると140字になります。

留意した技術的課題と書いてあるので、

課題となる「工事の概要」と「理由」と「テーマ」にわけて書けば良いと思います。

例)この工事は、〇〇を技術的課題とする。・・・「工事の概要」

〇〇~〇〇と書く。工期短縮であったり、環境保全対策であったり、自分の課題を書きます。・・・「理由」

よって、〇〇を課題としたみたいな感じで良いと思います。・・・「テーマ」

(2) 技術的課題を解決するために検討した項目と検討理由及び検討内容

書くスペースが、11行くらいですので、1行20字程度とすると220字程度となります。

ここが一番ボリュームがあります。

ここは、実際の技術的課題の「具体的内容」と「解決方法」を書いていけば良いと思います。

対策として、2点あり、〇〇と〇〇を行った。詳細内容説明~・・・「具体的内容」

〇〇をしたことで〇〇の工程が〇〇できた・・・「解決方法」

(3) 技術的課題に対して現場で実施した対応処置とその評価

書くスペースが、9行くらいですので、1行20字程度とすると180字程度となります。

こちらは、最後に技術的課題に対して「現場で実施した結果」と「対応した結果及び成果の評価」を記載すればよいと思います。

〇〇を行ったことで、〇〇の結果となった。〇〇することが出来た。(良い結果、得られた結果を書く)・・・「現場で実施した結果」

〇〇できた結果、〇〇が出来、〇〇工程を確保、施工できた。評価として、〇〇である。・・・「対応した結果及び成果の評価」

のような流れで作っていけば、十分な点数は確保できるのではないでしょうか。

記述の文字数について

文字数は全部で500字程度となります。それぞれで行数が異なりますし、年によって行数の増減があるかもしれないので、そこまで文字数にこだわることはしないほうが良いと思います。

少し長めの文章を考えておき、本番で削っていけばいいのではないでしょうか?

私は、やや長めの文章を考えておいて、本番で調整しました。これが一番どんな行数で指定されたとしても対応できる方法かなと思います。

あくまで経験記述は人のコピーをするのではなく、自分自身のもので書くこと

世の中には、例題と言うものが100や1000以上は出回っているとは思いますが、そんなものを使っては信ぴょう性に掛けますし、文章を暗記することになり、本番時に文章が書けなくなってしまったりする可能性が考えられます。

自分自身のことを書くのであれば、本番時に考えながら書いても十分に間に合います。

ですので、楽をしようと、人の文章をコピーしたものを使用するのはやめるべきです。

?万が一、どうしても作文内容が浮かばない場合は代行サービスもあるみたいです。?


まとめ

・文章は3パターン(工程・品質・安全管理)考える。または、2パターン。

・[設問1]は全て暗記しておく。

・[設問2]は暗記しても良いが、行数が想定した場合と変わった際に対応できなくなるので、どういう風に内容を書くか、あらかじめ考えておき、少し長めの文章を草案しておき、本番時に対応、調整することが望ましいと考える。

・絶対に他人の文章のコピーではなく、オリジナルの文章を考えること。

上記を参考に、一発合格されることを祈っています。

それでは!

また、勉強方法から合格までの手順・方法もまとめていますので、こちらのページから来られた方は後でこちらも合わせて読んでみてください。

◆関連記事◆2級土木施工管理技士(学科試験、実地試験)に一発合格するためにおすすめの参考書と勉強方法を紹介

sponsored link

down

コメントする




CAPTCHA


◆アラサーサラリーマンの自己紹介◆

カテゴリー