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ジョブローテーション制度の意味について考えてみた。仕事、生活面でのメリット、デメリット

time 更新日:  time 公開日:2018/08/19

ジョブローテーション制度の意味について考えてみた。仕事、生活面でのメリット、デメリット
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どうも、アラサーサラリーマンです。

皆さんはどのようなお仕事をされていますか?

サラリーマン(雇用者)の方もいれば、自分で会社をやられている方(自営業)、農家、漁師、木こり等々・・・・。この世には数えられないほど多くの仕事の種類がありますよね。

その中で、大多数を占めているのがサラリーマンです。

就業者の内、サラリーマン(雇用者)って89.1%もいるみたいです。(2017年度)

ほとんどがサラリーマンですね。

サラリーマン(雇用者)は増加傾向にあるみたいですが、女性の社会進出増と不況により自営業の方が一般企業に入られるのが要因なのかなと思います。

総務省統計局引用:労働力調査(基本集計)平成29年(2017年)平均(速報)結果の概要によると、

就業者を従業上の地位別にみると,雇用者は 2017 年平均で 5819 万人と,前年に比べ 69 万
人の増加(8年連続の増加)となった。就業者に占める雇用者の割合は 89.1%と 0.2 ポイントの上昇となった。
雇用者を男女別にみると,男性は 3229 万人と 18 万人の増加,女性は 2590 万人と 51 万人の増加となった。
自営業主・家族従業者は 679 万人と5万人の減少となった。

今回は、タイトルにもあるようにこの「ジョブローテーション制度」について良し悪しあると思うので、社員・企業のメリットデメリットを含めて考えていきたいと思います。

また、対象者はサラリーマンの方、主に入社10年以内の若手向けに対しての話になると思います。

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ジョブローテーションって聞いたことがありますか?

ジョブローテーションとは

ジョブローテーションは、営業系、技術・開発系、総務系、経理系等様々な職種を経験させるための制度で、主に若手社員(将来の幹部候補)管理職(幹部候補)を対象にされていることが多いです。

全社員対象の会社もあるとは思いますが、若手社員へ教育もかねて主で行われている制度です。

自分の会社は地元採用を除き、全員が対象です。

ジョブローテーションについてWikipediaから引用しました。

ジョブ・ローテーション(英: job rotation)とは企業において社員の能力開発を行うことを目的として、多くの業務を経験されるために一人の人間を定期的に異動させること。これを行うということで社員は様々な視点で仕事を行うことができるようになるとともに、社員個人の適正を見極めることができるようにもなるというメリットが存在する。だがこれにはデメリットも存在しており、たとえば仕事の中に習得するためには多くの時間を費やすような技能が有ったとしても、短期間の異動の繰り返しによってそのような技能の習得が不利になるという事がある。日本企業においてジョブ・ローテーションというのは、幹部候補となっている人材を短期間で異動させるという形式で行ってきており、このことから幹部候補となっている人材は様々な部門を経験するということで会社の全体像を知ることができるというわけである。

ジョブローテーションを採用している企業は多くあると思いますが、自分の会社でもジョブローテーション制度は存在します。配属後数年間~10年以内に新しい別の部署を経験するために強制的に異動があります。

そして、私自身もジョブローテーション制度を実際に経験しています。

これは、本当に良し悪しが多いと思います。

ジョブローテーションの目的

ジョブローテーションの目的の一番が人材育成が主目的です。

新入社員として、まず会社が適性を見て配置した部署に何年か経験させ、その後、会社から見た社員の適性、また、本人の意向等を加味して再配置しています。

あとは、新入社員を将来的にリーダー(幹部候補)として育成したいので、一つの職種だけでなく、複数の職種を経験することで視野の広い人材にしていく、また個々のスキルアップを狙っています。

ジョブローテーションは賛否両論ある制度であると思います。

ジョブローテーションの良し悪しについて企業側、社員側のメリット、デメリットについて考えてみました。

ジョブローテーションのメリット・デメリットについて

企業・社員側どちらにも得られるメリット

多くの部署と関わる機会を得られる。社内ネットワークの構築

一つの部署であれば、他部署との交流もあると思いますが、複数部署経験するほうが多くの部署と関われます。互いに顔を知っているほうが仕事をやる上でもやりやすいと思いますし、企業・社員どちらにも良いメリットであると感じます。

同じ部署で同じ仕事をし続けると飽きる(マンネリ化の解消)

私自身も感じていたことですが、やはり同じ仕事をし続けていると、飽きてきて、他のことをしたいという感情が生まれます。

反対に環境を変えたくない人もいるとは思いますが、人を動かすことで、部署に変化が生まれ、異動してきた人、元々いる人たちにも新たな育成という意味でも良い刺激になると思います。

仕事の属人化を改善出来る(属人化の解消)

やはり多くの企業でありがちな、「○○さんでないとこの仕事は分からない、出来ない」というものが多いと思います。ジョブローテーション制度でこういったものを改善出来る場合もあると思います。

これはどの会社も陥りやすい問題ですよね。どうしても属人化はしてしまうものです。ただし、いきなり病気や転職等で担当者がいなくなった場合、ジョブローテーションで経験者がいれば、その方を戻すこともできますし、企業側としては大きなメリットかなと感じます。

社員側の話にはなりますが、属人化の解消を行うと、有休や長期休暇が取りやすくなるのではないでしょうか。友人がよく「俺しか○○の仕事は出来ないから休めない!」とよく口にしますが、それは業務が属人化してるわけであって会社が複数人で出来るよう考えるべきですよね。

複数の職種を経験させることでスキルアップを図れる

将来的には会社に貢献できる幹部候補に育成したいと考えているはず。そのため、一つの職種だけでなく、複数の職種を経験させることで、色々な視点から物事を見れる(俯瞰)、考えられる人材を育てたいという点では非常に有効な制度であると思います。

私も一つの職種のみでは分からなかったことが複数の職種を経験することで、見え方が変わり、それがアイデアにも繋がり、選択の幅が広がったように感じます。

社員の適した部署が分かる

人には、向き・不向きが当然あります。企業、社員ともにミスマッチした部署への配置は最悪です。なにも生産性をうまない配置程悲しいものはありません。それで会社を辞めてしまったという話は何回も聞いたことがあります。会社にとっても辞められない為にも、ジョブローテーション制度によって、その方が一番ベストなパフォーマンスが発揮出来る部署を把握できるのではないでしょうか。

ジェネラリスト(ゼネラリスト)の育成

将来的には、各部署をマネジメントしていく業務に就いていくと思われます。そういう人を育てていくためにもこのジョブローテーション制度は会社には良い制度であると思います。

※ゼネラリスト:広い範囲の知識や能力を持つ人。

社員側のメリット・デメリット

<仕事面>

自分にとってスペシャリスト、ジェネラリスト(ゼネラリスト)どちらを目指すのか。

ジョブローテーションと言うことは、今までしていた業務とは異なることをするはずです。

(例)営業→総務部、技術・開発系→法務・知財系、経理系→営業系、技術・開発系→営業

あくまで例なので、ジョブローテーションでも色々なパターンがあると思います。

例えば、ある技術・開発系の仕事をしていたとして、凄く特化したスキルを身に着けている最中で、習得するにはまだまだ時間を要するとします。また、本人も一つの仕事を突き詰めていく職人タイプ系だったとします。

いわゆるスペシャリストですね。

こういうタイプの方は、非常にジョブローテーションが勿体ないなとも思います。

何をやらせてもそつなくこなす人もいれば、得意分野、専門分野だけをやりたい!って方もいます。

理系とかには専門分野をとことんやりたい、研究タイプの方も多くいると思いますし、そういう方は専門分野を思いっきり伸ばしたほうが会社にも本人もいいのではないかと思います。

部署の上司や人事と相談の上、自分の意見が受け入れてもらえる、または自分自身で許容できるようであれば問題ありませんが、納得出来ないようであれば転職を考えても良いかと思います。

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また、その場所には本人だけでなく、上司(教育係)が新入社員を教えているはずです。

その人にとっても、せっかく育ち始めた人材を失い、最悪の場合、全く畑違いの人が来た場合はゼロからの教育になってしまいます。

上司にとっては、新しい新入社員が来ることで後輩への教育・指導という意味でそれはそれで上司のスキル向上に繋がりますし、会社側はそれも望んでいる側面もあり一長一短な制度だなと感じます。

<生活面>

勤務地が変わる場合、住み慣れたところから引っ越しを伴う。

勤務地が変わるってなかなか、キツイことですよね。引っ越しを伴いますし、独身でも大変ですが、所帯持ちであれば、家族も環境を変えなければいけなくなります。

私自身も幼少時代、父親の転勤で何度も引っ越しをしましたが、住み慣れた環境を何度も変えるのは凄くしんどかったです。その変わりにどうしても新しい環境に飛び込まざるを得ない環境であったため、人とうまくやる能力(協調性)は身に付いたのかなと思います。

ただ、住んだことのない街に住むことは、戸惑いも多いですが、新しい発見ができることも大きい点です。

その県(市)の食べ物、方言、人(県民性)等を知れることは、大きな財産になりますし、話のネタにもなると思います。

仕事のお客さんと世間話をしていると、偶然、私が住んでいるところ出身の方がいて、話が盛り上がったりしたこともあります。

企業側(ジョブローテーション制度)のデメリット

スペシャリストの育成

やはり、スペシャリストを育成するためには、少し不向きな制度かなと思います。例えば、法律・知財関係の部署、経理系の部署、現場の製造系の部署等々、専門性の高い部署であればあるほど、スペシャリストの育成は必須ですので、そういった人たちをどうするかが課題ではあると思います。

会社と自分の求める部署、仕事の希望がマッチせず、退職してしまう。

必ずしも、皆さんが本当にジョブローテーション制度を望んでいるわけではないと思います。

反対の方は、上司や人事との話し合うことが必要だと感じます。

もし、今の環境が合わない、前の部署に戻れない、仕事がいやだと言うのであれば、転職を考えてみるのも一つの手ではないかと思います。

そもそも、ジョブローテーションは、就職活動を行う際に人事に確認できると思うので、聞いてみるのもありかもしれません。まぁ、すべてを言わない会社もあると思いますが・・・。

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そもそも、あまり今いる勤務地から動きたくない、決まった地域で仕事がしたいんだ!という人は1回目の就職活動から自分で許せるラインを決めて就職活動に臨むべきです。

まとめ

ジョブローテーション制度は企業、社員にとっても有効な制度である。

しかし、自分の望んでいない部署への異動転勤を伴う勤務地スペシャリストを望む場合はデメリットとなる場合も。

会社と話しても望み通りにいかない場合は、転職を考えてみるのも有り。

今の仕事に満足している方は、より一層自分のスキルアップを図っていけば良いと思います。

満足していない方は、今の自分の仕事を見つめなおし、自分は何がやりたいのかを考え、今後の人生をより充実できるよう願っております。それでは!

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