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【第3回】危険物の指定数量と計算方法

time 更新日:  time 公開日:2018/09/11

【第3回】危険物の指定数量と計算方法
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こちらでは、「危険物に関する法令」内の危険物の指定数量と計算方法について紹介していきます。

危険物取扱者試験の甲種についてこれから勉強していく方に向けて、「危険物に関する法令」・「物理学及び化学」・「危険物の性質並びにその火災予防及び消化の方法」の3科目がありますので、科目毎に一つ一つ紹介していきます。

今回は、「危険物に関する法令」内の第3回目の講座となります。

【危険物取扱者試験甲種の勉強法】危険物の主な品名の定義【危険物に関する法令】に戻る場合はこちら。

 

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指定数量とは?

指定数量:「危険物についてその危険性を勘案して政令で定める数量」(消防法第9条の4)

この危険物のある一定の数量以上の場合、消防法による規制を受けます。

この一定の数量を指定数量といい、危険性が高い危険物ほど数値が小さいです。

指定数量未満の場合は、市町村条例の規制を受けます。

(また、指定数量の5分の1未満であれば、規制されません。)

指定数量の単位は、第4類危険物は、「L(リットル)」、その他は「kg(キログラム)」です。

 

指定数量の倍数計算

指定数量の計算問題が必ずと言っていいほど出題されます。

下記に例題を出しますので、やり方を覚えてください。(※計算はものすごく簡単です。)

危険物が1種類の場合

「危険物の数量」を、「危険物の指定数量」で割った値が「指定数量の倍数」になります。

 

例)貯蔵所で軽油2000Lを貯蔵している場合

 

軽油の指定数量は、1000Lなので、指定数量の倍数は下記式で求められる。

指定数量の倍数=2000L ÷ 1000L =2

これより、この貯蔵所では、2倍の危険物を貯蔵していることになります。

指定数量を忘れた場合は、こちらに戻って復習。【危険物取扱者試験の甲種】危険物と指定数量【危険物に関する法令】

危険物が2種類以上の場合

それぞれの「危険物の数量」を、それぞれの「危険物の指定数量」で割った値の合計が「指定数量の倍数」になります。

 

例)貯蔵所でガソリン3000L、軽油2000L、重油2000Lを貯蔵している場合

 

ガソリンの指定数量は、200L、軽油の指定数量は、1000L、重油の指定数量は、2000Lなので、指定数量の倍数は下記式で求められる。

 

ガソリンの指定数量の倍数=3000L ÷ 200L =15

軽油の指定数量の倍数=2000L ÷ 1000L =2

ガソリンの指定数量の倍数=2000L ÷ 2000L =1

指定数量の合計:15+2+1=18

これより、この貯蔵所では、18倍の危険物を貯蔵していることになります。

 

まとめ

・規制の種類

指定数量以上:消防法による規制

指定数量未満:市町村条例による規制

・指定数量の倍数計算

1種類:「危険物の数量」を、「危険物の指定数量」で割った値が「指定数量の倍数」

2種類以上:それぞれの「危険物の数量」を、それぞれの「危険物の指定数量」で割った値の合計が「指定数量の倍数」

・指定数量(1~6類それぞれの危険物)の暗記

指定数量の倍数を求めるために、それぞれの危険物の「指定数量」を暗記しておかなければならない。(特に乙種受験の人は4類は完璧に暗記すること)

甲種は1~6類をすべて暗記なので、キツイですが、効率よく暗記を頑張りましょう。

※おすすめの参考書です。

100点を目指す参考書ではないですが、要点をうまく抜き出しており、優しい初心者向けの参考書と感じました。

これから勉強をされる方は、私の危険物取扱者甲種試験の合格体験記の記事もありますので、合わせて是非読んでみてください。
甲種危険物取扱者試験合格のためにおすすめの参考書、テキスト問題集を紹介。乙4等の合格率も紹介

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