2020/09/29
どうも、アラサーサラリーマンです。
昨年、何とか頑張って国家資格である、「甲種 危険物取扱者」を習得しました。
今回は、この国家資格がどうアルバイトや就職に活かされるのか考えていきたいです。
話は少し、それますが、危険物の正式名称が分からないんですよね。「危険物甲種」なのか「甲種危険物」、「危険物取扱者甲種」、「甲種危険物取扱者」などあったりします。
どれが正式名称なんだ・・・。
下の写真は、私の免許証です。めっちゃ雑に消してしまていますが、お許しください(笑)
免状には、「危険物取扱者免状」と書いてあり、甲種は別の欄に書いてあります。
であれば、「危険物取扱者 甲種」とかが良さそうな呼び方ですかね。
受験から合格に至るまでの合格体験記なる記事も過去に書いておりますので、是非読んでみてください。おすすめの参考書も紹介しています。
甲種危険物取扱者試験合格のためにおすすめの参考書、テキスト問題集を紹介。乙4等の合格率も紹介。
話は戻しまして、今回は、せっかく取った「危険物取扱者 甲種」の免許をどう活かしていくのか考えてみました。
私が取得したのは、甲種ですが、乙種(乙4等)についても合わせて紹介していきます。
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Contents
危険物を取得するメリットと甲種、乙種(代表的な乙4)、丙種の資格がどのように活かされていくか考えてみた。
危険物の資格を取る方々は、そもそもどういう目的で受験しているのでしょうか?
試験を受験するまでの経緯と資格を取った場合のメリットを様々なパターンで考えてみました。
色々な立場で危険物試験を受験した経緯を考えてみた
自分の場合
私の場合は、危険物の資格を受験するきっかけは2回ありました。
1回目が大学時代で学科の先生から「危険物取扱者甲種」を受験しないかという案内がありました。
就職活動の際に、履歴書に記載できるからプラスにはなるのではないかという提案でした。
まあ、当時の自分は、「面倒くさい」なー、なんで、「お金出してまで受けなきゃいけない」んだよーという思いが強く、受験はしませんでした。
2回目は、会社に就職してからの話しです。まぁ会社というものは、若手の育成にお金をかけている企業も多くあると思います。
TOEICの受験が企業では一番多いような気はします。TOEICは一部上場企業の管理職試験で最低何百点ないと受験資格がないという話もよく耳にしますよね。
危険物の資格も、若手の育成計画の一つで「資格取得」が入っているのだと思います。
というわけで、私は自主的ではなく、半強制的に受けさせられた形となります。
でも、実際に資格は一生ものではあるので、持っておいて損にはならないと思います。
他の人たちはどうなのでしょうか。いろいろな立場に立って考えてみました。
高校生の場合
高校生も工業高校や農業高校に通われている方々は受験している人が多いのかなと思います。
これもどちらかといえば、私と経緯は似ているとは思いますが、学校側が生徒が就職活動をする際に履歴書にかけることと教育の計画の中に資格取得が組み込まれているのかなと思います。
ただ、こういった高校生の中には、資格マニアが必ずいるイメージがありまして、私の友人も高校を卒業する時点で20個以上の資格を持っている人がいました。
これより、ほとんどの高校生は、学校側から受けさせられるのが大半で、中には自ら受験する人もいるのかなといった印象です。
ガソリンスタンドで働いている人
一番はこれに尽きるのではないでしょうか。
アルバイトの求人を見ていても、ガソリンスタンドは「乙4資格保有者は時給100円プラス」や「乙4資格保有者優遇」等書かれているイメージがあります。
危険物の資格保有者で一番コストパフォーマンスが良いのは、乙4を取って、ガソリンスタンドでバイトしている人じゃないかなと思います。
せっかく、アルバイトをするのであれば、少しでも多く時給を貰うために危険物の試験を受けてみてはいかがでしょうか。
また、せっかく持っている方は、活かしてみてはいかがでしょうか。
トラックドライバーの方
ガソリンスタンドだけでなく、大型タンクローリーの運転手の仕事をする場合もやはり、危険物取扱者の「乙4」または「丙種」の資格を持つことが採用必須条件の1つに指定されていることが多いと思います。
持っていることに越したことはないので、「乙4」または「丙種」の受験をしてみましょう。
工場に勤務の方
工場に勤務されている方も資格を持っている方が多い印象があります。
製造業ですと危険物を取り扱うため、必ず、工場内の誰かが資格を持っていなければいけないので、会社側も資格保有者がいなくなっても大丈夫なように、何人かに受けさせていると思います。
また、実際に工場の危険物の管理者になった場合は、資格手当があると思いますので、年収UPにも繋がるのではないでしょうか。
こういった方々も会社から言われて、乙種などを受験しているのではないかと思います。
また、製造業・工場の求人を求めている方々も合わせて、危険物の資格(甲種、乙種等)を持っていれば、面接時にプラスの評価を得られるのではないでしょうか。
研究所勤務の方
研究・開発系の仕事をされている方々も、危険物を日常的に扱っているはずです。こういった方々は、おそらく、甲種の資格を持っている方が多いのではないかと思われます。
こういった研究・開発関係の職場の方々は、甲種の資格を持っている割合も多いと思いますが、将来的にその部署内の管理職的な立場に立つ場合は、持っておくべき資格だと思います。
また、こういった研究・開発関係の転職を考えている方は、甲種資格を受験していたほうが、面接時に有利に働くのではないでしょうか。
仕事のステップアップ(社内昇進)の為
TOEICのように、必ず管理職試験を受ける際に必須だ!なんてことを危険物の資格で実施している企業はおそらく無いのではないかと思います。
しかし、友人の会社では、自分の職級をアップする項目の一つに資格取得があるみたいで、例えば、○○の資格を取得した場合、〇〇点が加点されるというルールがあるみたいです。
この制度はうらやましいですね。私もこれなら自ら受験するかもしれない(笑)
資格取得に対して、モチベーションを上げてくれる制度ですよね。
自分のスキルアップの為
このパターンもいるとは思いますが、とても意識の高い方だと思います。
私は、すぐにだらけてしまう人間ですので、自ら進んで試験を受けられる方は本当に尊敬します。
社内でのステップアップや転職を考えている方は、進んで資格取得していくべきですし、持っておいて損はない資格だと思います。
危険物の資格を活かして働ける仕事・求人
危険物の資格をもたないといけない仕事(業務の一つ)は、上でも紹介しましたが、下記のようなものがあります。
●ガソリンスタンド
●タンクローリー等で危険物を運ぶトラックの運転手(運送会社)
●製造業・工場での危険物管理者
●製薬・化学メーカー等の研究・開発部署での試薬管理責任者
●ビルのメンテナンス・設備管理(ボイラーの燃料に重油が使用の為、乙4必要。)
これらが、危険物資格が必要な主な業務になります。非常に多くの業種があるので、資格的にも活用しやすい部類なのではないでしょうか。
危険物の資格を取得したらプラスして得られるもの(甲種のみ)
危険物の資格を取得したら、得られる資格がほかにもあります。
危険物の甲種の資格を取得した方は、講習を受けなくても「防火・防災管理者」になれます。
※ただし、危険物保安監督者に選任された甲種危険物取扱者という条件付きにはなります。
他にも、自衛隊の「技術陸曹・空曹(2等陸曹・空曹)」の任用資格が得られます。
2012年以降は無くなってしまいましたが、「技術士」一次試験の一部科目の免除という特典がありました。
ただし、これらは、甲種のみの特権になるみたいです。
受験資格等はありますが、せっかく受けるのであれば、是非甲種を受けてみてください。
最後に
危険物の資格を受験すれば、様々な職業で活かされることがわかりました。また、実際には使用しなくても、資格を持っているということで、「この人は勉強を頑張れる必要から仕事も頑張れる人」、「努力ができる人」という良い印象を相手に持たすことができます。
もちろん、資格を業務で使用するので取るのが本来の一番の理由ではありますが、資格を取ることで自分のキャリアアップに繋げるために取得するというのも有効な手段の一つであると考えます。
「資格は一生もの」なので、是非チャレンジしてみてください。
それでは!
・危険物を受験する方へ
おすすめの参考書を紹介していますので、是非読んでみてください。
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・これから危険物試験を受験する人へ
受験資格と受験料についてまとめておりますので、是非読んでみてください。
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