2020/09/29
こんにちは!アラサーサラリーマンです。
題名にもあるように、危険物取扱者試験の甲種に昨年度合格しましたので、合格までの道のりと、合格するための秘訣(点数はそんなに良くはないですが。笑)や勉強方法や必要な勉強時間を述べていきたいと思います。
赤枠部が私の受験番号です。(左写真が合格発表の番号一覧で、右写真が私の受験票です。)
念のため、合格の証明をということでアップしました。
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Contents
受験の経緯(大学生や社会人あるある)
まず、初めになぜ危険物取扱者試験を受験するに至ったかと言うと、会社から取るように言われたからです。
今は違いますが、以前の部署が工場勤務だったこともあり、危険物取扱者資格保有者が少ないため受けてくれとのことでした。あとはスキルアップの為とのこと。
化学系や生物系の大学生も学校から受けてみたら?と言われたりすると思います。
工場勤務等で実際に危険物の管理者となると私の勤め先では、月に数千円程度ではありますが、会社から給料にプラスで貰えます。残念ながら管理者でなければ私の会社では1円も貰えません。他の会社はどうなんでしょうか。少し気になります。
実は私・・・・・危険物取扱者試験に落ちまくっています。今となってはとても恥ずかしいです。
あまり、モチベーションが上がらずに何となくな気持ちで受けたところ落ちてしまいました。
受験内容(試験科目と合格基準)について
表ー1 試験科目及び問題数
種類 | 試験科目 | 問題数 |
---|---|---|
甲種 | 危険物に関する法令 | 15 |
物理学及び化学 | 10 | |
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 | 20 | |
乙種 | 危険物に関する法令 | 15 |
基礎的な物理学及び基礎的な化学 | 10 | |
危険物の性質並びにその火災予防及び消化の方法 | 10 | |
丙種 | 危険物に関する法令 | 10 |
燃焼及び消火に関する基礎知識 | 5 | |
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 | 10 |
(引用先:一般財団法人 消防試験研究センター)
上記の消防試験研究センターは、危険物取扱者試験の指定試験機関ですが、上の表にも書いてある通り、「危険物に関する法令」15問、「物理学及び化学」10問、「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」20問の3科目構成になっております。
合格基準ですが、試験科目として三項目ありまして、全ての項目で正当率60%を超えていないといけません。
例えば、三項目で100%、100%、56%でも不合格となります。満遍なく勉強しないと合格に達しない場合もあるので気を付けた方が良いです。私はそれで落ちました。笑
高校、大学で化学を勉強していた方、地頭の良い方は、「物理学及び化学」、「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」の2科目はノー勉でも合格点に達すると思います。特に、「物理学及び化学」は過去の知識でどうにかなります。しかし、法令の項目に関しては流石にノー勉では難しいです。私は法令が一番難関でした。
これまで受験の結果と合格率について
これまでの甲種試験の受験結果
私は1回目の受験では満遍なく勉強したつもりでしたが、法令はあまり時間をかけずに本番を迎えてしまいました。
結果ですが········
見事に56%、80%、80%と
不合格となってしまいました。
この結果を会社に報告するのも嫌でしたが、それ以上にモチベーションが全く無くなってしまい、2回目の受験では前日以外勉強せずに受けると言うふざけたことをしてしまいました。
結果············
56%、60%、60%とまたもや不合格という結果になりました。まあ、落ちて当然ですよね。
甲種試験と乙類試験(主に乙四)の合格率について
危険物甲種の合格率は30%程度とのことです。受験資格から見ても誰でも受けれるものでもないので、高いか低いか考えるとそれなりには難しい資格かなと思います。
全国家資格の中では平均的くらいでしょうか。
また、危険物甲種は1類から6類を取扱うことが出来ますが、乙類1~6類もあり、こちらは合格率は60%程度と比較的高いです。皆さんがよく耳にする乙4もこの中に入ります。
ただし、乙4のみ合格率は30%程度です。
理由は受験者数が多いこと(母数の多さ)と真面目に勉強してる割合の違いだと思います。農業系、工業系の高校生も受験する人が多い印象です。合格率は試験難易度の目安程度に考えていればいいと思います。
そして、3回目の受験です。もう落ちたら会社の笑い者です。もうすでに笑い者ではありましたが、ここでやっときちんと勉強を始めました。最初からやれよ!って話ですが。笑
一発合格するためにやった勉強方法や勉強時間
一発合格するための勉強方法
勉強方法は単純ですが、出来るまで繰り返し繰り返しです!
これしかありません。
まずは、参考書を1周読む。理解するまでやり続けます。
➡理解していれば過去問題集や例題集をひたすら解いていく。
➡理解していなければ、分からないところだけ参考書をもう一度読む。
これらをひたすら繰り返していけば、合格ラインに達すると思います。
私は、1回で理解できるほど頭が良くないので、分からないところは、理解するまで、何週も読み続けました。
合格までの勉強時間
勉強時間は化学系でもともと基礎知識があるようであれば、2週間以内の勉強でも合格できると思います。
反対に高校化学や大学が化学系でない人は、1~3か月ぐらいではないでしょうか。
これだけやれば、自ずと合格に達すると思います。
甲種危険物の参考書、問題集、テキストの購入
まず合格するために何をすれば良いかと考えました。
今まで(1~2回目)は、良く本屋で見かけるこれさえやれば合格!というような参考書を購入し、最後に2回分の模擬テストが付いている参考書を購入しました。1~2回目の受験ではパラ見でしたね。そのため参考書の2周目なんてしていません。ここからまず間違ってはいますが。笑
3回目の受験では、参考書をやりきりました。多分2周プラスα程度はしました。更に問題集を購入して受験に挑むことにしました。
どんな参考書、問題集が良いのだろうか?とAmazon等のネット通販や本屋で見ていたところ、
(一財)全国危険物安全協会という、協会直々に参考書と問題集を作っていることを知りました。
講習会とかもやっているみたいで、ここが作っている問題集が本番に一番近い形ではないかと私自身は感じました。
これはかなり使える問題集ですし、2周解きました。2周目はほぼ覚えていたので、時間はそこまで掛かりませんでした。
正直、早くに知ればよかったー。やはりやる気と下準備は大事です。笑
上記2冊も(一財)全国危険物安全協会にて販売されております。上記は私は購入はしておりませんが、会社の方から頂いた数年前(平成24年度版だったかな?)のテキストを見たところ、驚愕しました。
危険物取扱者例題集はたくさんの問題があり、使えるなと思ったのですが、テキストは辞書のように文字がつらつらと並んでいました。これはむりだ!流石に全部は覚えられないし、時間もかかる。まず、文字ばかりで頭に入ってこない・・・・・。
そこで参考書を本屋に見に行きました。
甲種の参考書がないじゃないか・・・・・
数件の本屋に行ったところ、やっぱり危険物乙種4類(乙4)と丙種の参考書がほとんどで、場合によっては甲種の参考書が置いていないところもありました。
私も「危険物」ってキーワードで連想する言葉はやはり「乙4」「ガソリンスタンド」の2つが頭に浮かびます。そうなるとやはり、受験者の数が圧倒的な乙4の参考書が多く並べられて当然っちゃ当然ですよね。
それでもほとんどの本屋で甲種の参考書は種類は多くないですが、置いてはありました。
書店に置いてない場合は、普通にAmazonや楽天等のネット購入で問題ないと思います。
本屋にはこういった参考書が置いてありました。
その中で、私は、「1回で受かる!甲種危険物取扱者合格テキスト」を購入しました。
実は、「わかりやすい! 甲種危険物取扱者試験」、「本試験形式! 甲種危険物取扱者 模擬テスト」は既に先輩から頂いておりましたので、2つの参考書と1つの問題集+全国危険物協会が出しているテキスト2冊、問題集1冊と手元には山ほどあることになりました。
参考書、テキストの選択
こんなに色々ありますので、全部はできませんし、自分に合う参考書を決めたもので受験までやっていこうと考えました。
まずは、参考書です。
私は、「わかりやすい! 甲種危険物取扱者試験」と「1回で受かる!甲種危険物取扱者合格テキスト」を使用しました。上記、2点を使用した私自身の感想を述べたいと思います。
「わかりやすい! 甲種危険物取扱者試験」についての感想
<感想>
私の中では、この参考書が一番使いやすいです。
危険物の試験って暗記がとにかく多いんです。法令とかそのままじゃとてもじゃないけど覚えにくいです。
そんなところをこの参考書は、ゴロで覚えさせてくれます。笑
例えば、4類の指定数量の暗記方法であれば、
「ゴ(50L)ツイ(200L)ヨ(400L)銭湯(1000L)風呂(2000L、6000L)満員(10000L)」
みたいな感じで、楽しくゴロを用いて暗記出来るので、暗記の定着率も非常に高く、自分にとてもあっておりました。
特殊引火物:50L、第1石油類:200L(水溶性400L)、アルコール類:400L、第2石油類:1000L(水溶性:2000L)、
第3石油類:2000L(4000L)、第4石油類:6000L、動植物油類:10000L
これをゴロなしでは私のようなオツムでは覚えられません。
<メリット>
・ゴロ(語呂)を用いて暗記させてくれるので、「飽きない」「続けやすい」「覚えやすい」という利点があるように感じます。
<デメリット>
・満点を取らせるための参考書ではないように感じました。
合格基準が6割以上なので、満点を取るのが目的ではなく「合格」することが目的であるので、そこまでのデメリットとは感じませんがこれくらいだと思います。
私は60点だろうと100点だろうと資格試験に合格することが目的なので、これをデメリットとは感じず、むしろ最低限の勉強で合格を狙うには良いかなと思いました。
「1回で受かる!甲種危険物取扱者合格テキスト」についての感想
<感想>
この参考書だけでも十分に合格できる情報量が入っていますし、説明も丁寧に書かれておりました。
「わかりやすい! 甲種危険物取扱者試験」と比べると情報量が多い分、少し読むのに疲れました。学校の教科書という感じの印象を持てばよいと思います。可もなく不可もない感じの参考書です。
<メリット>
多くの情報量を絞って、章ごとにきちんとまとめられている印象
<デメリット>
私にとっては、普通の参考書という感じでやや暗記しづらい。
勉強がそんなに得意ではない私にとっては、ザ・教科書!という感じだったので相性的な問題ですが自分には100点の参考書ではありませんでした。
ただし、2つの参考書を持つことで、お互いの参考書に無いものを補完しあえますし、同じ部分はより、重要と理解できますのでそこは2つ持つことでいえば大きなメリットでした。
使用した問題集(危険物取扱者試験例題集)
危険物取扱者試験例題集
問題集は、(一財)全国危険物安全協会の問題集一択だと思います。
500問以上ありますし、ここに書かれている問題からそのまま出題されたのも何問かありました。そのため、この問題集を私は2周解きました。それで十分合格圏内に達すると思います。法令が6割届かなかった自分も合格した試験では8割以上の正答率でした。
まとめ
危険物に合格するためには、以下のことをやれば合格できると思います。
参考書:「わかりやすい! 甲種危険物取扱者試験」
問題集:危険物取扱者試験例題集(問題も改訂されると思いますので、最新版を購入することをおすすめします。)
補助参考書:危険物取扱必携 法令編、危険物取扱必携 実務編
補助的にと書いた理由は、上記参考書だけでは情報量がやや不足している場合もあるので、余裕があれば、この2つの参考書に全てが記載されているので、問題集を解いていてわからない場合は、補助的に使用することがベストだと思います。
勉強法:まずは参考書を1周読む。出来そうならば問題集を1周解く。無理そうならば参考書を分からないところだけ1周する。(出来るまでこの繰り返し)
これで充分に合格圏内まで成績は伸びるはずです。
とりあえず受かりたい!、満点を目指したい!と色々な思いの方がいると思いますので、自分に合った形の参考書、勉強の仕方をして、合格を目指してほしいと思います。
それでは!
・これから危険物試験を受験する人へ
受験資格と受験料についてまとめておりますので、是非読んでみてください。
危険物試験(甲種、乙4等)の受験資格と受験料を調べてみた。値上げや併願についても説明
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